遅咲き桜

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zoom RSS 緋寒桜の咲くころに

<<   作成日時 : 2011/02/15 13:57   >>

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 「ランス、ダンだ」
 「あんた帰ってきてたの?」
 「午後便で・・それよりどうしたんだ」
 「とにかくテレビ付けてみて」
 タカシが慌てて鍵を開け、リビングのテレビのスイッチを押した。
 「付けたぞ」
 「2chにして」
 「2chだ」 ダンがタカシに伝えた。
 そこには、焼け焦げて横転した車とトラックが映し出され、爆発した瞬間の映像が繰り返し流されていた。
 画面からも熱を感じさせるほどの近距離からの映像にタカシとダンは愕然となった。
 “舞台‘T・T’で主演ジェイソン役のエディ・ワイデンバーグさんが、横転した車から下敷きになった男性を救出した直後の映像です。ワイデンバーグさんはかすり傷でしたが、救出された男性は搬送された病院で死亡したもようです” アナウンサーも興奮気味に息も付かずリポートしていた。
 携帯を握りしめたままのダンは、ワナワナと体中が震え出すのを感じた。
 「エディは無事なんですよね?」 ダンから携帯を取るとタカシがランスに尋ねた。
 「多分ね・・」
 「多分じゃなくて、どうなんですか?」 タカシの口調も強くなっていた。
 「・・エディは無事よ・・でもメール入れてるけど返信がなくて」
 「ダン、メール着てないですか?」 画面に食い入るダンに尋ねた。
 「ダン・・」
 「あっ、」 ダンは同様して顔色が真っ青になっていた。携帯を取り出すとメールをチェックしたがエディからのメールは着信していなかった。
 「ダンの所にも着てないみたいです」
 「判ったは・・今タカシのアパートよね・・私もこれから行くから・・」
 「はい、待ってます」 タカシは携帯を閉じるとテーブルの上に置き、テレビに噛り付くダンの肩に手を置いた。
 

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