遅咲き桜

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zoom RSS 緋寒桜の咲くころに

<<   作成日時 : 2011/02/04 19:31   >>

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 空港へ快適なドライブをしていると、大きなクラクションと共に高速で蛇行運転する一台の車がリムジンの横を通り過ぎて行った。
 「危ねぇ〜な・・」 エディが呆れたように、車を目で追った。
 「うふっ、なんだか懐かしいなぁ」
 「えっ、おまえもあんなことしてたのか?」
 「ハイスクールの時とかは・・ハッパ吸って、メチャクチャするもんなんだよ」
 「・・・」 信じられないと言うような顔をしてエディはダンを見据えていた。
 「あれじゃ、命が幾つあっても足りないな・・」
 「エディは優等生タイプだもんな」
 「そんなことないが・・あんなスピードで突っ走ったら国境超えそうだし・・」
 「そうか、さすがヨーロッパ・・言えてるかもな」 二人は顔を見合わせて微笑んだ。
 快走する車の頭上を飛行機が爆音とともに飛び立っていた。
 「俺は大丈夫だからエディは車から降りなくて良いぞ・・怪我早く直してまた批評家の奴らをアッと言わせてくれよな」
 「ダン・・」
 「最後くらい俺の言うこときいてくれよ」
 「・・判った」
 「あっちに着いたらメールする・・元気でな」
 ダンは思い切り何も躊躇することなくエディに抱き付きキスをして、大きく深呼吸を繰り返した。
 「どうした?・・泣いてるのか?」
 「いやっ、今のうちにおまえの匂いを嗅いでおこうと思って」
 「キモイぞダン・・でも俺も・・」 エディもダンの髪に顔を埋めた。
 

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