遅咲き桜

アクセスカウンタ

zoom RSS 緋寒桜の咲くころに

<<   作成日時 : 2011/02/11 21:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 病院側が用意してくれた服に着替えると、不本意ながらフォンテーヌにメールを入れざるおえなくなった。

 「タカシ、バッグの中で携帯バイブってるぞ」
 「はい、ありがとうございます」 スタジオの片付けをしていたタカシはメールをチェックした。
 ダンからである。
 “無事ニューヨークに着いた。話したい事もたくさんあるから今夜タカシの所に行っても良いか?返事まってる”
 「なっ、今夜話題のビストロに行くけどどうだ・・」 撮影を終えたブライアンがスタッフに声をかけた。
 「いいですね・・」
 「タカシも行くでしょ?」 アルが問いかけた。 
 声を掛けられ慌てて携帯を閉じた。
 「・・あっ、ごめんなさい、ちょっと急用ができてしまって・・」 バツ悪そうにタカシが答えた。
 「あら、ボスもがっかりね・・」
 「そうか・・俺は遅くなるかもしれないから、先に休んでてくれて構わないからな」
 「・・判りました」 ダンの訪問を伝えることが出来なかった。

 小走りでアパートまで急ぐとドアの前でダンがしゃがみ込んでいた。
 「よっ、・・」 タカシの顔を見るとダンが笑顔で立ち上がり片手をあげた。
 息を整える暇もなくタカシは、そのままダンの許まで走り寄ると、思わず抱き付いていた。
 「タっ、タカシ・・」
 「心配してたんだからな・・」 本音がタカシの口から洩れていた。
 息遣い荒く、そして熱いタカシの体温がダイレクトにダンに伝わってきた。
 「・・ごめん・・」 ダンもタカシの気持ちをそこまで重く考えていなかった。
 “ブッー、ブッー” タカシの携帯がバイブしだした。
 「ランスだ、はい」
 「タカシ、今どこ?」
 「アパートの前です」
 「じゃあ、早くテレビ付けてみて、エディが大変なのよ・・」
 「エディが?」
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
緋寒桜の咲くころに 遅咲き桜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる